ちょっとそこまで北アルプス縦走登山

こんにちは。好日山荘登山学校の田中です。

この投稿は「自慢」が多く含まれますのでご注意ください！！

休日と梅雨の合間の良い天気が重なったので、最近の運動不足解消トレーニングのために近所の山に登りに行きました。近所の山と言えば普通は里山や低山ですが、長野県民の近所の山はちょっと違います。塩尻市に住む私にとっては「常念山脈」「八ヶ岳中信高原」「乗鞍岳」が手ごろな山！！

今回は何年も登っていない蝶ヶ岳をチョイス。

5時に自宅を車で出発して、1時間後には登山を開始できる距離です。

平日の早朝にもかかわらず、三股駐車場には約20台は車がとまっています。梅雨の時期は晴れている日が貴重なので、同じことを考えている人が多いのかな？と思いましたが、ナンバープレートを見ると全国各地からお越しのようです。「私の家はすぐそこです」と登山者全員に自慢したい気持ちをぐっとこらえて登りはじめました。笑

本日は三股登山口から蝶ヶ岳を目指します。

午後から用事があったので、持ち時間は約6時間。昼には下山しないとなので身軽なトレランスタイル。半袖、半パンツ、１リットルトレランバック、トレランシューズです。1リットルバックとはいえ、アウターウエア、行動食＆非常食、水分1.5ℓ、ファーストエイドはちゃんと持っていますよ。

愛用している「オン／On」のトレランシューズ。オン／Onの詳細はこちら

ご注意①：　蝶ヶ岳を含むアルプス登山でトレランシューズ使用は一般的にはお薦めしません。防水力が弱い。ローカットの為バランス補正が小さい。剛性が弱いので接触に弱いくバランス補正が小さい等、大きな山を登るには様々なデメリットが大きくなります。私は、ルート、天候、コンディション、自身の体力等を踏まえて、デメリットよりもメリット（軽い、柔らかい）が上回ると判断して使用しています。良い子は安易に真似しないでね！？

コースタイム5時間を約2時間で駆け上がりました。「穂高、槍見えるかなー！」と思ってましたが　ガスガス・・・。涙

8月にテント泊でお世話になる蝶ヶ岳ヒュッテさんにご挨拶。

挨拶を終えて外に出ると、だいぶガスが取れてきた。まだ時間は8時。このまま下山してもつまらないから常念まで縦走しちゃうか。と出発したのが失敗でした・・・。

40代の前半までは、コースタイムの20～25％くらいで歩くことができたので、蝶～常念間のコースタイムが4時間だから1時間半もあれば着くだろうと思いましたが、自分がアラフィフだったことを忘れていました・・・。あー遠かった。約2時間　縦走に変えたのをずっと後悔しながら歩いていました。

でも、しんどかったけれど、北アルプスの稜線は本当に気持ちよく歩けます。歩いてきた道を振り返ると充実感と相まって「あー気持ちいい」って声が出てしまうくらいの爽快感。

そして足元を見るとキレイな高山植物を楽しめます。

ご注意②：　田中のガイドツアーにご参加頂く皆様。くれぐれも花の名前を質問しないようにお願いします！！花は名前を知るものではありません。見て楽しむものです！　決して名前をしらないわけではありませんよ。

そして山頂到着。山頂ではタイ、アメリカ、シンガポール、台湾、スイスと多国籍の登山者と達成感を共有しました。タイから来たご夫婦に写真を撮ってもらい。「コップクン　クラップ　サバーイ（気持ちいい）ね」と言ったら驚いて、突然タイ語で話しかけられて「タイ語話せません・・・」と英語で答えたら大爆笑されました。

一期一会の皆さんと名残惜しくもお別れしてからは、ほぼ誰にも会わずに三股まで下山。予定を1時間オーバーしてしまいましたが、結果的には充実した登山になりました。満足、満足。

さて問題です。この投稿に私の自慢は幾つ含まれているでしょう！？

自慢が多すぎて「イラッ」とされた方は、是非、アルプスの登山を楽しんで、私と同じような幸せな時間を味わって下さい。

もちろん、私のような軽装ではなく、しっかりとした計画、装備、事前トレーニングをしたうえでチャレンジして下さいね。

7月26日、27日に好日山荘池袋西口店にて「テント泊講座」「アルプス講座」を開催します。

テント泊やアルプス登山に興味がある方は是非ご参加ください。講座詳細はこちら

この記事を書いたのは「田中敦ガイド」

公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイド　ステージⅡ
N.I.A.J(Nature Instructors Academy of Japan)所属

山好きの父親の影響で、物心がつく前から登山、スキーを始める。
航空関係の学校を卒業しながら全く航空系には進まず。卒業後すぐにガイド業を始める。
20歳～32歳まで、オセアニア、ヨーロッパ、特にスイスを中心に日本からのトレッキング、登山、スキーのお客様を案内する。
33歳に帰国後は、日本からガイド兼ツアーリーダーとして世界各地の山にお客様をご案内。
現在は、好日山荘登山学校講師　普段は好日山荘松本パルコ店に勤務

≪主な海外山行≫
■タンザニア　キリマンジャロ（4回）
■ロシア　エルブルース（4回）
■南極　ビンソンマシフ
■オーストラリア　コジオスコ
■ヨーロッパアルプス　４０００ｍ峰12座（モンブラン、マッターホルン等）

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