好日山荘スタッフがオススメする登山アイテム ~Commitment KS Jacket~

実際に山で使用したり、他の商品と比較してみて良かったと感じたものを紹介します!
今回はマウンテンハードウェアの好日山荘限定モデル、コミットメント KS ジャケットをご紹介します!

基本スペック

コミットメントKSジャケット

Commitment KS Jacket(コミットメント KS ジャケット)

防水透湿素材:Dry.Q CORE(マウンテンハードウェア独自素材)
防 水 性 :20,000mm
透 湿 性 :20,000g/㎡/24h
重   量 :650g

防水透湿素材にはマウンテンハードウェアの独自素材Dry.Q COREを使用していて、その防水性(20,000mm)と透湿性(20,000g/㎡/24h)は一般的な冬山登山において十分な値となっています。
また、その重量は650g。これは2レイヤージャケットの定番であるザ・ノースフェイスのマウンテンジャケット(765g)と比較しても100g以上軽くなっています。

実際に使用してみた感じは…?

今までのハードシェルにはなかった柔らかい着心地が印象的!

このジャケットで最初に実感することは、その生地の柔らかさです。 一般的に2レイヤージャケットは3レイヤージャケットよりも柔らかいというのが特徴ですが、コミットメントKSジャケットは今までの2レイヤージャケットと比較しても、その柔らかさは別格です!

Dry.Q COREの透湿性は想像以上!ベンチレーションも効果的!

雪山は天気が良くて風も弱いと薄着でも登れるくらいに暖かく感じます。しかし、天気が悪くなると低温と強い風によって身体の熱が奪われてしまいます。

【晴天時】
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快晴となった蓼科山登山では気温約0℃前後で弱風という環境でしたが、両脇+大型ポケットのベンチレーションが効果的で、ウェア内が蒸れたり熱がこもることはありませんでした。
また、下山後にジャケットを脱いだときにも内側が湿っている感じはなく、全体的に快適な着心地でした。

【荒天時】
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対照的に寒波によって荒天となった藤原岳登山でも使用しました。登山中は風下側ということもあって登っているときはウェア内は暑くなりますが、ベンチレーションでの調節なしでもウェア内部のムレ感まではありませんでした。
八合目での風雪時には、生地の薄さのためか多少の冷え込みはありましたが、それほど気になるほどではありませんでした。保温性という意味では3レイヤージャケットに近い感じだと思います。

アイテムのオススメPOINT

メンブレン

・ストレッチ性が高く柔らかいため、シャカシャカした感じが全くない。
・ストレッチする生地のため、ポケットの収納性も高い。

 

ファスナー

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・止水ファスナーの動きがスムーズ。止水ファスナーによくある動きの硬さがないのが良い。
・程よい長さのジッパータグが付いていて、冬用グローブをつけていても操作しやすい。

 

袖口

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・手の甲側を長めにして、掌側は短めにカットしてあるのが特徴

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・袖のベルクロはフラットで薄めなので、グローブを外に被せてもごわつき感がほとんどない。

 

フード

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・大きめのフードはヘルメットを被っていてもしっかりと覆うことができるサイズ。

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・フロントファスナーを顎まで閉じた状態でもフードの着脱可能。

こんな方にオススメ!

・登山やスノーシュー、スキーなど、冬山の様々なアクティビティで使いたい方。
・冬山登山にもタウンユースにも使えるアウタージャケットを探している方。

この記事を書いたのは「気象予報士スタッフ 石井」