こんにちは。好日山荘池袋西口店の高野です。
10月19日~20日に好日山荘100周年企画イベント第4弾として、好日山荘プレミアムメンバーズのお客様と硫黄岳登頂ツアーに行ってまいりました。
ご参加者は、ご招待登山ツアーに応募当選された強運をお持ちのお客様7名様。 硫黄岳はもちろんですが、赤岳鉱泉に宿泊できるのも大きな魅力のツアーとなっています。
初日:お昼の11時に美濃戸口集合。大阪や茨木など関西方面からもお集まりいただき、前日は興奮してなかなか寝付けなかったというお客様もいらっしゃいました。今日は赤岳鉱泉まで。緩やかな登りが続きますが、まずは体を慣らしながら、綺麗に紅葉した林道をゆっくりと登っていきます。
天気は昼過ぎから雨予報。最初の休憩ポイントとなる赤岳山荘で休憩していると、空を見上げていた女将さんから「雨に降られる前に早く出発したほうがいいよ。頑張って」とアドバイスいただき、小休止したのちすぐに出発。
堰堤広場でもう一度休憩したのち、川沿いの登山道に入ります。
寒すぎず、暑すぎず登山には快適な気温でスムーズに歩いていましたが、あと30分で赤岳鉱泉に到着するといったところで、ポツポツと小雨が・・・。
雨具を着て再度出発。小屋のお風呂とステーキをモチベーションに元気を出して最後の踏ん張り。結局、雨具を着た直後から雨は止み(登山あるあるですね)、ほとんど降られることなく15時に赤岳鉱泉に到着!!
この日は土曜日ということもあって、なんと100名の方が宿泊されるそうです。 快適な山小屋で一息ついた後、お風呂に。 浴槽は4名も入ればいっぱいのこじんまりしたサイズで、かなり混みあうかと覚悟しましたが、回転が良く、不自由に感じることはありませんでした。 山小屋でお風呂に入れるなんて!!
私も初めて入浴しましたが、体も温まり、すっきりして最高でした。
お風呂の後は夕飯まで参加者の皆さんと部屋で歓談。
山を始めたきっかけなどをお伺いして盛り上がりました。
ダムがきっかけで登山を始めた方もいて、使われなくなったダム(廃ダム?)を見に行くには山を歩かないと見に行けないのだとか。 いろんなきっかけがあるのだなーと興味深くお話を聞かせていただきました。
夕飯は赤ワインとステーキ。豪華な食事を楽しみ、夜は疲れ(と酔い?)もあり、あっという間に就寝。
2日目:いよいよ硫黄岳へのアタックです。
夜中はすごい雨でしたが、翌日は朝から快晴! 6時に朝食を食べて7時に出発です。
朝日が差し込む美しい樹林帯の隙間から振り返ると雲海が! 赤く染まった阿弥陀岳もカッコいいです。
1時間半の急登を頑張って登ると樹林帯を抜けて赤岩の頭にひょっこり出ます。
すると目の前に北アルプスがバーン!と飛び込んできます。
思わず写真を撮りまくる私たち。山頂を目の前にして長居してしました。
赤岩の頭から岩場のある展望のよい稜線を20分ほど歩くと台地状の山頂に到着。
無事に全員登頂!皆さん頑張りました。
今日は風も穏やかで展望も抜群。迫力のある火口もバッチリ見ることができました。
のんびりしたいところですが、今日中に下山しなければなりません。
名残惜しいですが山頂を後にして、ひとまず赤岳鉱泉まで下山。
昼食は名物のカレー。何と5種類もの味が選べてどれもおいしいです。
しっかりエネルギーチャージをして下山開始。
一時間ほど下った場所にある堰堤広場では今回のツアーの特別企画。
赤岳鉱泉・行者小屋4代目当主の柳沢太貴さんによる水力発電施設の説明会!!
赤岳鉱泉の電力のほとんどは先代が建てた北沢の水力発電でまかなっていることをご存じでしたでしょうか?普段は入る事の出来ないレアな施設を見学させていただき、また 柳沢さん自ら大変貴重なお話を聞かせていただきました。その後も気持ちの良い天候のなか、美濃戸口まで元気に下山。
最高の天気の中、全員で登頂できて盛りだくさんのツアーとなりました。
プレミアムメンバーズでの、ここにしかない“体験”ツアーはいかがだったでしょうか。また今後も皆さんに楽しんでいただけるような企画をご案内していきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
2024年10月19日~20日 八ヶ岳 硫黄岳
参加者 好日山荘プレミアムメンバーズ 同企画応募当選者7名様 / マムート担当者 1名
好日山荘登山学校 高野ガイド
この記事を書いたのは「高野 優 ガイド」
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