春の山には、厳しい雪の季節の足跡と、新しい芽吹きの季節の息吹が共存しています。
そんな春山の登山の楽しみ方と注意点を荻野ガイドに聞いてみました。
(この記事は2016年春の記事を再編集しています)
Q1.春山(残雪期含む)の魅力や楽しみ方と言えば?
A.新緑の景色がきれい!
春山の魅力は何と言っても輝く新緑です。
太陽の日差しに透ける若葉の色がなんとも素晴らしく、うきうきした気持ちになって来てます。
Q2.荻野ガイドおすすめの春の山は?
A.赤坂山でお花見ゆるハイキング!
私のおすすめの春山は、関西百名山:赤坂山で「フラワーウォッチング&ゆるキャン」です。
赤坂山山頂は視界を遮るものがなく、晴れていれば琵琶湖に日本海まで見渡せる素晴らしい眺望が楽しめます。
花の山としても有名で、4月中旬頃からカタクリ、イワカガミ、オオバキスミレなどの草花が咲きはじめ、ゴールデンウィーク前後からはドウダン、姫空木など樹木の花が真っ盛りになります。
日帰りで歩ける山ですが、せっかくなのでマキノ高原で1泊2日のキャンプを絡めたプランをご紹介します!!
1日目はマキノ高原キャンプ場でキャンプと温泉を楽しんで、キャンプサイトでゆっくり過ごし、翌日朝からテントなどの荷物は置いて、赤坂山を目指して歩くコースです。
Q3.春山での必要な装備のポイントは?
A.ゆったりとした時間をすごせるアイテムがおすすめです。
春は季節の変わり目で、特に山の朝晩は冷え込みますので防寒対策は万全にしたいです。
キャンプの時はサンダルがあると非常に便利ですが、足元は冷えやすいので靴下を履いたまま履けるサンダルを選ぶと重宝します。
食器やカトラリー類も使い捨てではなく、軽量コンパクトになる山用の道具で揃えておくと無駄がないですし、見た目もカラフルで楽しめると思います。
あと、時間はたっぷりあると思いますので、調理を楽しんだり本を読んだりと、団らんにあると便利なアイテムがイスとランタンです。
今回、春山の楽しみ方と注意点を教えてくれたのは「荻野ガイド」
- 荻野 なずな(おぎのなずな)
- 公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージⅡ
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1983年、キャンプ好きな両親のもと埼玉県に生まれる。
小学校4年生から高校卒業までの9年間、バスケットボールに明け暮れて過ごす。
大学入学と同時に、何か生涯にわたって続けられる趣味をと思いワンダーフォーゲル部に入部し登山を始めるが、次第にもっと多くの人たちにも山での感動を!という思いに至り、一念発起。
ガイド資格を取得する。
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この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」
登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!
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