好日山荘100名山 湖西連峰へ
地元の山を楽しむことを提案する好日山荘100名山。今回ご紹介するのは「湖西連峰(こさいれんぽう)」。主に静岡県と愛知県の県境に南北に連なる山々でいくつもあるルートで色んな楽しみ方が出来ます。その中から浜名湖の西岸を一望できる神石山への登山と葦毛湿原の散策を楽しんできました。
神石山から浜名湖一望
神石山へは「普門寺」のそばにある登山口から登り始めるルートを選びました。歩きはじめから春を感じる明るい色の花が迎えてくれました。
実はここのお寺の御朱印をいただきたかったこともあり選んだルート。切り絵御朱印を最初にはじめたお寺としても知られています。先代のご住職さんの手によって生み出される繊細な作品。
お寺の脇からウォーキングコース~登山道になっています(8時~16時下山)、少し登ると巨木が迎えてくれました。
少し上がると木々が生えているものの平らに開けている場所に出てきました。以前に普門寺の本堂などが建っていた場所。
まだ枯葉が足元に残り、葉が茂る前の明るい登山道を進むと20分ほどで普門寺峠に到着。
さらに進むと、中央が鋭く尖った目印となるような大きな岩がありました。
適度な幅で整備された道は歩きやすく登っていくことができました。最後の頑張りで急なところを乗りこえたら、頂上に到着です。
神石山の頂上からは他のいくつかのルートにも通じています。下山ルートはしっかり確かめましょう。この日は普門寺へのルートでピストン下山しました。
参考サイト
湖西市 湖西連峰ハイキングマップ http://kosaicity.com/img/kosairenpou-ura.pdf
静岡県環境森林部地球環境室 静岡県自然観察ガイドブック 湖西連峰㉚ https://www.pref.shizuoka.jp/kankyou/ka-020/kankyokyoiku/documents/30kansatugaido.pdf
好日山荘登山レポート 湖西連峰掲載レポートはこちらから
葦毛湿原を散策
国指定天然記念物に指定されている葦毛湿原(いもうしつげん)は豊橋市東部弓張山地山麓の緩地に位置する国内最大級の湧水湿原で湖西連峰での西の端にあたります。
葦毛湿原は、弓張山地に三方を囲まれた標高70m前後の緩やかな傾斜地に広がる湧水湿地です。 湿原の面積は約3.2haで、湧水湿地としては国内最大級の広さを誇ります 分布が東海地方にほぼ限られる植物(周伊勢湾要素植物といいます)や寒冷地性の植物など学術的に貴重な種が数多く生育していることから愛知県の天然記念物に指定されています。 市街地近郊にある身近な湿原として、春と秋の開花のシーズンには数多くの市民が訪れます。 湿原内に樹木が侵入するなど遷移がすすんだため、2013年から大規模植生回復作業外部が行われています。【引用: 豊橋市ホームページ とよはしネイチャースポット保全マニュアル】
訪れた日は、春のはじまる前の静けさがあり、芽吹きなどを見ることができる程度でしたが、4月になるとリンドウやサギソウなど、早春から晩秋までさまざまな植物を見ることができそうです。
まだ植物も虫たちも動き始めたばかりの静かな空気が流れていましたが、フワフワと蝶が飛んできました。
春らしさを見れないかも?と心配していたところにうれしい出会い。ショウジョウバカマ。
冒頭で紹介した神石山から葦毛湿原へも通ずるルートもあります。季節を変えて別のルートで花を見に来てみたくなりました。
とよはしネイチャースポット保全マニュアル-葦毛湿原(いもうしつげん)https://www.city.toyohashi.lg.jp/4359.htm
好日山荘登山レポート 葦毛湿原掲載ページはこちらから
浜名湖を望めたり、湿原散策、季節の花を楽しんだり、古墳群やお寺などもあり年中楽しむことができる湖西連峰。一度訪れてみてはいかがでしょうか。
取材日:2022年3月14日 感染対策を講じ、安全安心な登山・旅を心がけ取材を行いました。
文&編集●関本 亜紀
写真●加藤 智二、関本 亜紀
浜松での浜松注染手ぬぐい体験レポート、お立ち寄りどころ、おいしいものおすすめ満載の後編はこちらから。
この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」
登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!
- パワースポットにお出かけしてリフレッシュ! - 2022年8月24日
- #ちょい旅 湖西連峰と浜松探訪 ~後編~ - 2022年6月6日
- #ちょい旅 湖西連峰と浜松探訪 ~前編~ - 2022年6月6日
- もっと見る