登山用テントのキャンプ用テントの違いは背負って歩くため
軽さ・収納した時のコンパクトさが一番の特徴になります。
【テントの構造】
本体・フライシート・フレーム(ポール)はすべて軽量素材でできています。
2本フレーム(ポール)をクロスさせて張る、ドーム型が主流で、
風の影響を受けにくいようにあまり背は高くない設計になっています。
・ダブルウォールタイプ(フライシート+フライシート)
通気性の良い本体に、防水性のあるフライシートがセットされたタイプ。オプションで積雪期用外張り(保温性を高めるカバー)があるタイプもあります。
・シングルウォールタイプ(本体のみ)
防水透湿性に優れた素材を使用し、通常はフライシートが必要ないタイプです。
【初めて買う方向け!迷ったらこんなテントがおすすめ】
・対応人数をチェック
普段登山で使用する人数を考えて選びましょう。
基本は表記人数通りのものがおすすめです。
ゆとりのあるサイズを選ぶとその分重くかさばってしまいます。
・ダブルウォールを選ぶ
フライシートと本体に隙間があるダブルウォールは
前室ができる、結露に強いというメリットがあります。
前室があればフライの下に荷物や靴を置いたり、いざ雨が降ってきてもフライ下で調理することもできるためおすすめです。
・軽量・コンパクト
重たくて大きいテントの場合、ザックの大きさを考えなければいけなかったり、行動時の負担が増えるので軽量・コンパクトなものがおすすめです。
念のため室内のサイズや前室の広さはチェックしておきましょう。
【テント泊の注意点】
・増える荷物はテントだけではない
シュラフ・マット・コンロ・食器・食料・ランタンなど・・・衣食住を背負って歩くテント泊は、荷物が増えてしまいます。
(それが醍醐味でもあるのですが) ザックは最低50リットル以上のものを用意しましょう。
・水を補給する場所を確保しよう
たいていの山小屋で水は入手することができますが、遠くの水場まで水汲みに出かけないといけないことも。
周辺に水場があるか事前に情報収集し、テント泊のプランを立てるようにしましょう。
・設営場所に注意!
崖の下や沢沿いは設営場所としては危険です。
その他設営禁止区域が設定されている場合もありますので、事前に確認をするようにしましょう。
【テント泊登山の楽しさって?】
1. 自分の身ひとつの達成感
衣食住全てを背負って目的地に臨むテント山行。
到着した時の充実感はひとしおです。
2. 自分のスペース&ペースを確保できる
周囲の目を気にせずリラックス。
食事や寝る時間も自由に決められるので、マイペース派におすすめです。
3. 自然をもっと身近に感じられる
太陽・星空・風・岩、ときには雨を直に感じながら
大自然に溶け込む感覚はテント泊ならでは。
ぜひ体験してみてください。
まとめ
テント泊は一度経験すればやみつきになる魅力が沢山詰まっています。
登山のステップアップにテント泊登山にぜひチャレンジしてみましょう。
この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」
登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!
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