大船山（たいせんざん）は、九州の屋根ともいえる高山地帯九重連山の一つ、標高1786mの山。
九州本土最高峰の中岳1791m、久住山1787mとは、九重連山の底にあたる坊がつるを挟んで東に位置します。
雄大な山容で山頂からの展望も素晴らしく、久住山、三俣山など九重連山の山々が広く見渡せます。
古くから立ち入る人が多く、慶長時代、大船山を愛した岡藩3代目藩主 中川久清は足が不自由であったにもかかわらず足繁く通ったと言われています。
愛した大船山南東中腹、岡藩主中川家墓所（入山公廟）に死後祀られています。
大船山山頂付近の火口跡、米窪や段原の春のミヤマキリシマ開花が特に有名ですが、
秋になると一面の山肌が赤黄に彩られ、坊がつるや山麓などはススキの黄金の海がたなびきます。
大船山の頂上付近の御池に映る紅葉もオススメです。
主な紅葉する樹木
リンドウ、カエデ、モミジ、ナナカマド、ハゼ、ドウダンツツジ、ススキなど
大船山ルートのご紹介
■長者原から坊がつるを抜け、大船山へ登るルート
長者原登山口→（80分）→雨ヶ池越→（35分）→坊がつる→（80分）→段原・大船山避難小屋→（25分）→大船山
すすきの海の長者原をスタート。
長者原にはビジターセンターがあります。駐車場、トイレ、水場があります。
バスでここまでアクセスすることができ、近くにはホテルもあります。
長者原ビジターセンター【ホームページ】
100分程あるいていくと、坊がつるに到着します。
一面の黄金のススキの海、大海に漂う船のようなテント。
坊がつるの西に立つ標高1744m 三俣山。
綺麗な三角の山ですね。
坊がつるから少しルートを外れますが、10分ほどのところに「法華院温泉山荘」があります。
雄大な九重連山を思う存分楽しむには、法華院温泉山荘を利用するとよいでしょう。
法華院温泉山荘
・入浴：温泉有り
・宿泊：可（素泊まり 6,000円、一泊二食 9,000円～【大部屋、個室、ログハウス、バンガローなど】）
坊がつるからいよいよしっかりとした登りになります。
それでも、ふと上を見上げれば・・・
段原から大船山。
真っ赤な山肌に飲んびりと酔いしれます。
後ろを振り返れば、北大船方面。
頂上付近の火口跡の池。
御池の紅葉が見事ですね。
■交通機関を利用する
JR久大本線「豊後中村駅」下車、長者原までタクシーをご利用ください。
■お車を利用する
大分自動車道 九重ICを降り、県道40号線を南下。
そのまま県道621号線に繋がりそのまま南下すると、長者原に至る。
参考になる登山レポート
入山日：2020年10月15日
入山日：2015年10月20日
＊2021年9月改編
この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」
登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します！
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