THE NORTH FACE 代表的なフード付きダウンウェアの違い

ザ・ノースフェイスといえば、アウトドアや登山ではトップクラスのウェアのブランドです。
冬に使うウェアは沢山ありますが、その中でもダウンウェアの種類が多い!
冬山登山、冬の街中、極地のオーロラ観光など、一口に冬に使うウェアといってもシチュエーションは多種多様。
ここでは、どんなシーンに向いているか、代表的なフード付きダウンウェアについてご説明します。
 

ビレイヤーパーカ Belayer Parka

クライミングのビレイ時はもちろん、幅広いフィールドアクティビティで使える保温力の高いダウンジャケットです。WINDSTOPPERの内側に光電子プロダウンをたっぷり封入。羽毛加工メーカーの高度な洗浄技術により、汚れを徹底的に除去したクリーンなダウンが高い保温性を確保します。さらにシェイプドバッフル構造でコールドスポットを徹底的に排除。濡れたアウターシェルの上から着ることも想定し、内側にも撥水素材を使用。内ポケットやグローブを乾かすための大型メッシュポケットなどの収納スペースも豊富です。

その名の通り、厳冬期のアルパインクライミングで使うことを想定したダウンウェアです。
ビレイというのはロープを使ったクライミングで、クライマーの安全を確保することです。
真冬の山で動いている間は暑いくらいですが、止まるともの凄く寒いのです。
ビレイヤーはほとんど動かないので寒さ対策のためにダウンが必須です。
 
特徴としては、
(1)たっぷりのダウンにザ・ノースフェイスの光電子素材を配合。普通のダウンよりもより発熱性に優れています。各所で熱を逃がさないよう体に密着する形状のパーツを付けています。

(2)雪で濡れたシェルの上からそのまま羽織っても大丈夫なように、内側は撥水素材で作られています。

(3)シェルの上から羽織るので一回り大きめサイズで設計されています。

(4)ビレイヤーパーカの上からクライミングロープをかけてもひっかかりがないようジッパーにフラップが無く、縫いなどもなく極力ウェア表面をフラットにしています。

(5)厳冬期の分厚いグローブなども収納できる大型ストレッチポケット。体温で乾かすことができますね。

ビレイヤーパーカ Belayer Parka

 

アンタークティカパーカ Antarctica Parka

強度と保温性を高いレベルで実現させた極地エクスペディション用防寒ジャケットです。表素材を高強度の140デニール素材で仕上げ、さらにGORE-TEX®メンブレンをインサート。中わたには、優れた保温効果を発揮する光電子®ダウンを封入。肌側には高い引き裂き強度を持つパーテックス®カンタムを配備しています。小物の収納に便利な5つのファスナーポケットを装備。フードは取り外しが可能。お尻が隠れる着丈でデザインし、極寒地での作業や天体観測用の防寒着としておすすめです。

こちらは冬山用というよりは、極寒地で長時間とどまる際に適したウェアです。
保温性重視で常時運動する前提の設計にはなっていません。
 
特徴としては
(1)ぶ厚い氷河などの氷で擦っても破れない140デニールの厚く丈夫な生地、ゴアテックスメンブレン付きで防水透湿◎、雪や氷でも◎

(2)たっぷりのダウンにザ・ノースフェイスの光電子素材を配合。普通のダウンよりもより発熱性に優れています。

(3)極地でのオーロラや動物などの撮影でも使いやすいよう大型のポケットを多数用意。冷えがちなカメラのバッテリーなどは内ポケットに入れておくと良いですね。

(4)長時間留まっていても体温を逃がさないよう、お尻まで隠れる長い着丈、取り外しが出来てスタイルを変えられるファー付フードなど。

 

アストロライトフーディ Astro Light Hoodie

コールドスポットを少なく抑えることで軽さと保温性を両立した、フード付き軽量ダウンジャケット。20デニールのナイロン生地を袋織り状にしたバッフル構造は、縫い目が少なくしなやかな肌触りが特徴。ダウンの抜けも軽減します。900フィルパワーのダウンは、羽毛加工メーカーの高度な洗浄技術により汚れを徹底的に除去。高い保温性を確保します。生地に撥水加工を施し、多少の雨は弾きます。携行に便利なスタッフサック付き。コンパクトに携行でき、停滞時の暖もしっかり取ることができる1着です。

こちらは、普段のタウンでの冬の通勤通学用途から冬山での保温のための用途になります。
冬山で使う場合には防水ではなく撥水仕様なので、雪や雨の降るシーンではシェルを上から着て置いたほうがよいでしょう。
 
特徴としては
(1)羽のように軽く、しなやか。収納も小型で冬山に携行しても荷物になりません。

(2)900フィルパワーという高い保温性のダウンを使用。縫い目が少ないので、縫い目から暖気が逃げません。

(3)内側にポケットが付いていますので、スマートフォンやカメラのバッテリーなどは体温で暖めながら使用できます。

(4)細身にできているのでスタイルが良く、ウェア表面と裏面が点で接着されているので、ダウンウェアにありがちなブクブクに膨れ上がる感じがありません。また横型にボックスが作られておらず、着用するとすらっとした見た目になります。

アストロライトフーディ Astro Light Hoodie

 

マウンテンダウンジャケット Mountain Down Jacket

THE NORTH FACE定番の、肩切り替えデザインをあしらった防水ダウンジャケット。表地には70デニールのGORE-TEX®2層構造を採用。肩と肘は高強度の生地で補強をしています。フロントはダブルフラップ仕様で、雨の浸入を防ぎます。中わたには600フィルパワーのダウンをふんだんに使用。羽毛加工メーカーの高度な洗浄技術により、汚れやホコリを徹底的に除去したクリーンなダウンが高い保温性を確保します。静電気の発生を抑える静電ケア設計。冬場にシーンを問わず活用できる1着です。

こちらは、ベーシックなスタイルの防水・透湿・保温のジャケットですね。
雪山に限らず、タウンでの使用も◎。防水透湿、保温で幅広くアウターとして使用できますね。
アストロライトフーディーと比べてしまうと重量感は違います。
 
特徴としては、
(1)ジッパーにフラップ(カバー)をつけることで、冷たい風がジッパーから入って体温を奪うことを防ぎます。

(2)ハンドポケットは脇の下の高い位置に用意されているので、マウンテンダウンジャケットの上から腰につけるクライミングハーネスと干渉しにくい。

(3)お尻側に着丈長く作られているので暖かく、屈んだ時にも背中が晒されません。

 

バルトロライトジャケット Baltro Light Jacket

真冬の天体観測や雪上ハイクにも対応できる、高い保温性を持つ防寒ジャケット。中わたには、特殊セラミックスの遠赤外線効果により優れた保温効果が持続する光電子®ダウンを封入。高度な洗浄技術により、汚れを徹底的に除去したクリーンなダウンが高い保温性を確保します。表生地には30デニールのWINDSTOPPER®2層構造を使用。防風性とともに耐水性もあり、雪や小雨程度の濡れを遮ります。中わた入りの内襟や前ファスナーのダブルフラップなどでコールドスポットを徹底的に排除。携行に便利なスタッフサック付きです。

こちらは、ビレイヤーパーカなどよりも保温性重視かつ、アンタークティカパーカよりも運動性を重視したタイプになります。
嵩高で保温性が高いですが、そのかわりビレイヤーパーカに比べると運動性は劣ります。
表面に凹凸が多いので、ロープクライミング向きというよりは保温性重視の雪上ハイク向きでしょう。
 
特徴としては
(1)30デニールのWINDSTOPPER生地で防水性と耐水性(完全防水ではありません)

(2)たっぷりのダウンにザ・ノースフェイスの光電子素材を配合。普通のダウンよりもより発熱性に優れています。

(3)分厚いグローブなども収納できる大型ストレッチポケット。体温で乾かすことができます。

(4)ダウン入りフラップでジッパーからの寒風の侵入を防ぐとともに、内部の暖気を逃がしません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ダウンと言っても、製品により様々な方向性・特徴があります。
簡単にまとめるとこんな感じですね。
 

【保温性】
アストロライトフーディ < ビレイヤーパーカ ≦ マウンテンダウンジャケット < バルトロライトジャケット < アンタークティカパーカ
 
【運動性】
アンタークティカパーカ < バルトロライトジャケット< マウンテンダウンジャケット < ビレイヤーパーカ < アストロライトフーディ
 
【防水性】
アストロライトフーディ < バルトロライトジャケット = ビレイヤーパーカ < マウンテンダウンジャケット = アンタークティカパーカ
 
【用途】
動きの少ない極寒地 : アンタークティカパーカ
タウン・冬山でのシェルのアンダー : アストロライトフーディ
雪原ハイキング・比較的動きの少ない極寒地 : バルトロライトジャケット
冬山・雪山 : マウンテンダウンジャケット
冬山・雪山アルパインクライミング : ビレイヤーパーカ

 
どのダウンウェアも街で使う場合は、スペックは十分すぎるほど。
北海道などの北国観光の場合では、ビレイヤーパーカ以上の保温性をおすすめします。
 
カッコいいザ・ノースフェイスのダウンウェア。店頭で是非そのスタイルの良さをご覧下さい。
ダウンも年々高性能になります。今季新調してみてはいかが?

この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」

好日山荘マガジン 編集部

登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!