#ちょい旅 私なりの「京都一周トレイル ~東山コース~」

「京都一周トレイル®」を、皆さんはご存知でしょうか?

「京都一周トレイル®は、京都の東南、伏見桃山から、比叡山、大原、鞍馬を経て、高雄、嵐山、苔寺に至る全長約83.3キロのコースと、豊かな森林や清流、田園風景に恵まれた京北地域をめぐる全長約48.7キロのコースからなります。」とあります。(出典:【京都市公式】京都観光ナビ)

ご存じの通り京都には街中にも郊外にも見どころが沢山。そんな魅力的なスポットを自然散策ルートで繋いだ、魅力あふれるトレイルが「京都一周トレイル®」で、多くのハイカーにも親しまれています。

冒頭からいきなり話しは急展開いたしますが、好日山荘の京都の店舗は2020年12月11日に、京都の河原町へと移転リニューアルオープンいたしました。

「京都一周トレイルだから、京都のお店の話しね」と思われた方、その通りです!・・・ではありますが、京都河原町店には京都一周トレイルをフィーチャーした、壮大な「壁画」が店内に!!

この壁画、山好きイラストレーターとして山の魅力を幅広く伝えている、鈴木みきさんによる一大作品。京都一周トレイルの

見どころスポットをイラストで表現しています。

今回の”#ちょい旅”は、私が京都河原町店のこの壁画を目の当たりにした時にインスピレーションを受けた事で始まりました。

京都河原町店オープン時、壁画お披露目イベントの模様です(右が鈴木みきさん)

自然と名所のイイとこどり

「#ちょい旅」は「サクッと行ける近場」というのが、コンセプトの一つなので、京都河原町店から(コースの途中にはなりますが)徒歩でもアプローチ可能な「東山コース」を散策してみました。

このコースを選んだ一番の理由は、個人的にどうしても見たいポイント(壁画でインスパイアされた場所)があったのです。それが何処だったかは本文中に書きますので、お付き合い下さい。

 

東山コースの起点となっている伏見稲荷駅から、今回はスタート。余談ですが京都トレイルはコース図通りなぞるもよし、自分の行きたい所だけを繋げるもよし、ご自分のプランとスタイルでお楽しみください。

閑話休題。まずは伏見稲荷大社から清水寺へと向かって歩いていきます。

この日は前日からの寒波の影響で、朝からとても寒く、水場という水場が凍りつく日で、大社内の階段をゆるゆると登っていく道程は、ウォーミングアップに最適でした。奥社の分岐で公式の道標が。要所要所にこれがありますので、地図と併用しながら歩くと道に迷う事はなさそうです。

稲荷山四つ辻まで登ると茶屋があり、景色を楽しみながら休憩できます。ここから先は下っていきます。

このあと市街地を抜けると「京女 鳥部の森」に。ここは緩やかなアップダウンの散策路でとても歩きやすいトレイルです。

この界隈は阿弥陀ケ峯国有林で、「京女 鳥部の森」は林野庁と京都女子大が協定を結び「遊々の森」として子供たちの自然体験や自然学習を行うフィールドとして活用されているそう。

鳥のさえずりや時折差し込む日の光を楽しみながら、落ち葉を踏みしめて歩きます。

ここではハイカーの方お一人と出会っただけ。とても静かなトレイルを楽しめました。

 

この後、散策路の切れ目で国道一号線とぶつかり、隧道をくぐって清水寺方面へと向かうのですが、「どこだ?トンネル?どこにある?」と一人ウロウロ、あらぬ方向へと右往左往してしまいました。

山では道迷いをめったにしない私ですが、さすがに焦りました。車は沢山通るのですが、人が全く通らないので聞く事すらできず・・・。

「迷った時は原点に戻る」この鉄則通り、一旦国道とぶつかるところへと戻り違う視点で探してみると「あった~」

思っていたより、だいぶ手前に隧道を発見。ホッと安心して散策再開です。

京都トレイルのコースからは外れますが・・・

ここから京都トレイルのコースは「高台寺国有林」へと入って行くのですが、私はトレイルとはここでお別れして清水寺から市街地方面へと抜けて行きます。

もう十年以上ぶりに訪れた清水寺でしたが、久しぶりすぎてこんなに参道とその周辺が楽しいとは全くもって私の記憶から飛んでいました。

バリエーションに富んだ魅力的なお店が立ち並び、ついついお立ち寄り。同僚に教えてもらった情報をもとに地図アプリを片手に色んなお店をチェック、ついつい夢中になってしまいふと時計を見るとお昼過ぎに。

 

空腹よりも寒さによって冷えた体が欲していたのは温かい「お茶」でした。

そこで一件の甘味処へ。

創業は大正時代という「かさぎ屋」さん。この素朴でどこか懐かしい外観。その外観通りの内観。期待を裏切りません。こちらでうす茶とおはぎを頂く事に。うす茶とはいえ、ほんのりとお茶の苦みを感じるとても飲みやすいお茶でした。

お茶をいただき、ほっこりしたら散策を再開。その足で六波羅蜜寺へ。このお寺は「開運推命おみくじ」が有名ですが、その他にも宝物館や銭洗い弁財天などもあり、パワースポットとしても知られているとか。

境内にあった「撫で牛」はこのご時世なので「心で撫でてください」の案内が。私は怪我で調子の上がらない足首を心で撫でてみました。

ここから、今回最大の”極私的ミッション”完遂へ

その後、混雑を避ける為にすこしゆっくり目のお昼をいただこうと、祇園方面へ向かいます。途中、京都ゑびす神社の「十日ゑびす大祭」もあり、中々の人出が・・・。混雑を避けながらお目当てのお店へ向かいます。

ここで突然ですが皆さん、京都の食べ物といえば何を思い浮かべますか?「湯豆腐」「にしんそば」「おばんざい」などなど、「京都ならでは」のお料理が沢山ありますが、私にとっては京都でお昼に食べる物といえば「カレーうどん」なんです。(この話をすると大体の人が「えっ!?」と眉間にシワを寄せます・・・)

数々のカレーうどんの名店の中から、今回訪れたのは「おかる」さん。場所柄、芸子さん、舞妓さん、歌舞伎役者、お笑い芸人の方が多く来店するメジャーなお店です。

カレーうどんだけでも数種類ある中で、私は「ミックスカレーうどん」を選択。「ミックス」とは「きつねとお肉のトッピングが施されたカレーうどんです。

しっかりと出汁が効いておりカレーのまろやかさも絶妙。うどん自体はすこし柔らかめなのでここは好みが分かれそうですが、この柔らか麺の方がよりカレーが馴染みやすいかな?と思いました(私はコシのある讃岐も柔らかい福岡も好きなので、そこは気になりませんでした)。

さぁ、おなかもいっぱいになり、店内で「京都一周トレイル」の公式マップとにらめっこ。

いよいよ今回一番訪れたかった場所を目前に、心拍数が上がります。

いよいよ旅も最終盤

おなかも落ち着いたら、早速最終目的地へ。

ほぼ平坦な道を歩く事約30分、到着しました、今回最も訪れたかったここ・・・・・

 

そう、「ねじりまんぽ」と「蹴上インクライン」です。もう京都には何度も訪れているのですが、ここには今回が初めての訪問。

冒頭で書いた通り、そもそも京都河原町店の「ねじりまんぽ」の壁画を見て、そして詳しい方に話を聞いた事によって俄然興味が湧き「行ってみたい!!」と思ったのです。

「ねじれ感」伝わりますか?

自分の中でだいぶハードルを上げた状態での訪問だったのですが、インクラインもねじりまんぽも、私の期待を軽く超えていきました。感動です。

ここでかなりの時間を過ごしてしまい、この後南禅寺を訪れて今回は終了となりました。

当初は大文字山まで登って終了とする予定でしたが、なんだかんだと予定外の寄り道などで、計画通りには行きませんでしたが、それも「#ちょい旅」の醍醐味かなと思います。

 

「#ちょい旅」に出るモチベーション、「#ちょい旅」で得られるインスピレーションは人それぞれ。

いつ、どこで、何が、旅のきっかけになるか分からない物ですし、予定変更も楽しいもの。

いつか安心して旅に出れるようになったら、皆さんも京都トレイルで「#ちょい旅」を楽しんでみては如何でしょうか?

 

このオフィシャルガイドマップが便利でおすすめです。高低差や距離も確認できます。

京都河原町店では全コースのマップをお求めいただけます。

 

”京都市公式 京都観光Navi”では京都一周トレイルの魅力を発信しています。こちらから。

京都一周トレイルに便利なグッズやウェアのお求めは、好日山荘京都河原町店へ。

*店内の鈴木みき氏作、”京都一周トレイル壁画”で予習・復習を。

オマケ

今回は気温が低く、グローブがマストでした。冬の散策には手袋の携行をお勧め。

「グローブ」とひとことに言っても様々。どんな機能が欲しいかで選択も変わってきます。

ぜひスタッフに聞いてみてください。

*本記事に関しましては、2021年1月9日(土)に感染予防対策を適切にとった上で取材を行っております。

この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」

好日山荘マガジン 編集部

登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!