失敗しない登山靴・トレッキングシューズの選び方のポイント

登山をはじめるにあたって最初に揃えるのが登山靴。

初めて登山靴を選ぶ方には「スニーカーじゃだめですか？」と良く店頭で聞かれますが
登山に必要な数ある装備の中でも
登山靴・ザック・レインウェアは「三種の神器」と呼ばれるほど
大切な基本装備になります。

【登山靴の特徴】

・不安定な足場から足を保護

多くのモデルがビブラムソールなど
滑りにくさに定評のあるソールを装着し滑りにくくなっています。

・歩行の衝撃を和らげる

靴底にはねじれにくく衝撃を吸収する
シャンクと呼ばれる樹脂素材が入っているため
登山での歩行をしっかりと助けます。

・防水性があるものなら雨天でも安心

ほどんどのモデルが内側にゴアテックスを使用しており
完全防水のため突然の雨でも問題ありません。
靴の中の蒸れも逃がすため快適に履くことができます。

【登山靴選びのポイント】

・ミドルカット

里山や岩場の無い低山、凹凸の少ない自然歩道向け
足首を適度に保護し靴底が比較的やわらかいため
歩きやすくなっています。

・ハイカット（ライトタイプ）

低山から2000m程度の山まで対応
くるぶしまでしっかりホールドし
靴底がやや硬めで凹凸の路面でも歩きやすくなります。

・ハイカット（ハードタイプ）

岩場が多く歩行時間が長い山や
装備が重いテント泊登山向け。
くるぶしまでしっかりホールドし
靴底が硬めで岩でも安定感があります。
歩行時間が長くなってもぶれにくくしっかりと歩けます。

【正しいサイズの選び方】

1.少し厚めのソックスを履く
ポイント：登山では少し厚手のソックスを履くことで
足と靴の形状差を解消し靴ずれを防ぎます。
2.靴紐を緩め、靴の先端につま先が触れるまで足を入れる
3.つま先が先端に触れた状態で、かかとに手の指１本分のゆとりがあるか確認する。
4.かかと寄りに足を移動させ、つま先側に空間が出来たら、紐を締める。
5.靴紐はつま先からフィットするよう順に締める。
しばらく歩行して当たるところやかかとの浮き上がりがないか確認する。
つま先に余裕があるか確認する。