登山の快適さを左右するザック。
登山靴・ザック・レインウェアは「三種の神器」と呼ばれるほど
大切な基本装備になります。
ザックの背負い方、種類や選び方をしっかりマスターして
快適に登山を楽しみましょう!
【迷ったらこれ! 初心者向けザック(リュックサック)のポイント】
・背負い心地
軽さも大切ですが、身体のフィッティングに合う
背負い心地の良いものを選ぶようにしましょう
・容量
30リットル前後なら日帰りや山小屋泊にも使いまわせる
丁度良い大きさになります。
行く山の目的に応じてザックの容量は選びましょう。
・ポケット
山に持っていく小物は意外と多いので
サイドや正面にポケットがあるタイプなら小物の収納に便利です。
【登山用ザックの背負い方(フィッティング)】
ザックの各ベルト部分がしっかりと調整されておらずに
緩い状態のままだと身体がぶれたり、重さを感じやすくなるため
疲れやすくなります。
慣れれば簡単ですのでしっかりと正しい背負い方をマスターしましょう。
1.背負う前に、すべてのベルトを緩めておきます。
2.両肩に背負ったらウエストベルトを腰の位置で締めます。
※骨盤に載せて包み込むようなイメージになります。
3.ショルダーハーネスを引いて締めます。
4.わきの下あたりの高さでチェストベルトを締めます。
5.ショルダーハーネスが肩に沿って
キレイなカーブを描いていればOK
自分の背面長を知っておくこともザックのサイズを選ぶ際のポイントになります。
※背面長:首の付け根(第七頚椎骨-首の後ろの1番大きく出っ張る骨)から腰骨上端までの長さ
正確な背面長を知っておくことで、身体にフィットするザックを選ぶことができます。
・ショルダーハーネスのポイント
背中へザックの背面を適度に引き寄せ
左右にぶれない安定感を作り出します。
・ウエストベルトのポイント
ザックの荷重の大部分を腰で支えることができるので
実際の重さ以上に楽に背負うことができます。
【容量別 登山用ザック選びのポイント】
ザックは種類が多くて何を選べば良いのか分からないという方は
山に行く目的を考えてザックの容量から選んでみましょう。
・「日帰り登山」や日常でも使いたい⇒ザック容量20~30リットル
日帰りなら20~30リットルの大きさで
十分に対応でき、日常の通勤やちょっとした街使いでも兼用できるものが多くなっています。
・「山小屋泊」「冬山」⇒ザック容量30~50リットル
着替えが増える山小屋泊や、防寒具が必要になる冬の里山登山には
30リットル以上の少し大きめのザックが必要になります。
調理器具や食料を入れる場合はその分容量も考慮しておきましょう。
・「テント泊」「縦走」⇒ザック容量50~70リットル
衣食住をザックでまとめて運ぶテント泊登山では
テント・シュラフ(寝袋)・マットなどの大物を中心に
調理器具・食料の容量など登山計画に応じた
大きめのザックを選ぶ必要があります。
【こんな人はザックのここをチェックしよう】
・汗かきの方、夏場に活用したい方は…
背面やウエストベルトがメッシュ状になっているものや
背中に密着しにくい背面形状のものは
通気性が高く蒸れにくいのでおすすめです。
・女性や小柄な方は…
ザックの背面長(ショルダーベルトの付け根から、ウエストベルトまでの長さ)が選べたり、
調節可能なものだと自分の身体に合ったフィッティングが実現できます。
・デザイン重視のこだわり派は…
定番のザックであればカラーも豊富に揃っている場合が多いので
お持ちのウェアやジャケットに合わせて、
カラーコーディネイトをしてみるのもおすすめです。
まとめ
ザックひとつで登山はもっと快適になります。
背負い心地や使う用途などしっかりと選んで
自分に合うお気に入りのザックを見つけてみましょう。
この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」
登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!
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