富士山 須走ルート情報 (ふじあざみスカイライン 須走口五合目より)

須走口は富士山の東側より登り山頂を目指すルートです。
富士山東面なので、樹林帯を超えるとどこでも御来光を見ることが出来ます。
標高の高いところまで樹林帯が広がるため、
午後の登りはじめの時間帯でも夏場の強い日差しを避けることができます。

【富士山 須走ルート情報 (ふじあざみスカイライン 須走口五合目より)】
・須走ルートの基本情報
・須走ルートのコースタイム
・須走口五合目(須走口)への交通アクセス

須走ルートの基本情報


富士山須走口より富士山東面を登っていきます。
東面のため、樹林帯より上ではどこでも御来光を拝観できます。
登山道は登りと下りが別々で、登りでは、本八合目で吉田ルートと合流します。
八合目までは人が少なめですが、八合目から頂上までは人の多い吉田ルートと合流するため混雑します。

下山道は八合目の下江戸屋の手前で吉田ルートと須走ルートで分岐します。
吉田ルートへの人の流れが多いため、つられて降りてしまわないよう注意してください。
(※はっきりとわかるような看板が設置されていますが、夜間の下山の場合では見逃してしまう可能性があります)

火山砂利を一直線に下る「砂走り」が有名です。
晴れた日では、砂埃がすごく立ちますので、マスクやタオルで口鼻をふさいだ方が良いでしょう。

五合目標高

約2000m

頂上との標高差

約1700m

歩行距離

約14km

所要時間

登り:約6時間
下り:約3時間

須走ルートのコースタイム

須走ルートの各区間の所要時間をご説明いたしますが、混雑具合、体力、脚力により大きく変動します。
予めご了承ください。

■須走ルート 登り■

須走口5合目→(100分)→本6合目

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須走口の看板を横目にスタート。
スタートしてほどなく古御嶽神社へ至ります。
樹林帯の中をすすみ、しばらくすると六合目に到着します。

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樹林帯がつづき、時折視界が開ける場所では左手に下山道の砂走りが見えます。
本6合目の瀬戸館を過ぎると樹林帯が無くなり、展望が開けます。

本6合目→(160分)→本8合目

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ここより上では樹林帯を抜けるので、どこでも御来光を目にすることが出来ます。
木々が減り、岩が増えていきます。
斜度も急になるため、落石などには注意してください。

本8合目→(100分)→頂上

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本8合目以降は吉田ルートと合流するため、急に人が増えます。
8月の週末深夜などでは大渋滞に巻き込まれることもありますので、
行動時間には余裕を持つようにしてください。

■富士宮ルート 下り■

頂上→(180分)→須走口5合目

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八合目の下江戸屋手前の分岐点に注意してください。
下に向かって左(下江戸屋前)を降りていくと吉田ルート。
右へ降りていくと須走ルートです。

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分岐点には大きな看板もありますが、吉田ルートへの人の流れにつられていかないようにしてください。
7合目以下では、砂走りと呼ばれる一直線の砂地を下っていきます。

須走口五合目(須走口)への交通アクセス

交通機関でのアクセス

JR御殿場線 御殿場駅より富士急行バスへ乗り、
終点の須走口5合目へ向かってください。
▼富士急行バス http://bus.fujikyu.co.jp/rosen/fujitozan/

お車でのアクセス

東富士五湖道路の須走ICを降り、「道の駅すばしり」の奥にあります「須走多目的広場臨時駐車場」に駐車し、そこから須走口五合目行のシャトルバス、またはタクシーに乗り換えてください。
▼富士急行 フジヤマNAVI

この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」

好日山荘マガジン 編集部

登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!