ちょっと山頂へ~絶景!ニッポン低山紀行 鋸山

 

こんにちは。好日山荘登山学校の田中です。

コロナ過という事もあってか。この数年ご依頼が無かったテレビの撮影同行。久しぶりのご依頼を頂いてガイド役として同行させて頂きました。

 

今回同行したのはBSテレビ東京「ちょっと山頂へ~絶景!ニッポン低山紀行」という番組の撮影で、千葉県は鋸山に登ってきました。案内させて頂いたのは、女優の宮崎美子さん、同じく女優の久保田磨希さんの仲良しコンビ。仕事以外でも交流があるという事でしたが、1日中ずっとお二人は仲良く、話は面白く、そして賢く!!同行した私もずーと笑いっぱなしの登山を楽しみました。改めて「芸能人ってやっぱり凄いなー」と感じた一日になりました。

と、楽しんでばかりはいられません。いつものガイドのように、お客様を楽しませながら、安全に登るだけではなく、撮れ高も求められる難しいミッション。更に今回登る山は低山とはいえ、名前の通りギザギザな山。

鋸山は、千葉県安房郡鋸南町と富津市との境に位置する標高329mの山で日本100低山にも選ばれています。

石切り場として有名なだけでなく、日本寺、百尺観音、地獄のぞきと観光地としても見どころ沢山。また、たった329mとはいえ、海沿いから登り始める為、標高=標高差となかなかな登りごたえがあります。また、頂上稜線に出てからは、登って、下って、登って、下ってとまさに鋸の歯のようなアップダウンが続きます。

演者のお二人ともに「まだ~?」「また登り!?」「『あとちょっと』じゃないじゃない うそつき~」と面白おかしく文句を言いながらも終始笑顔で登りました。田中得意の「もう少し/登りは少ない」にも「もう少しってことはまだだいぶあるな/登りもあるってことですね」とバレバレに。

登山中も好奇心旺盛なお二人から質問攻めにあいました。大きな声では言えませんが、歴史や植物が苦手分野(昔は高山植物博士か!?ってくらい覚えていましたが)。だんだん「このガイドに山登り以外の事聞いても何にも知らんな」と気が付かれて、質問内容は登山の事のみに。笑

番組の中ではちゃんと観光局の方が説明されているのでご安心を!!

 

なかなか登りごたえのある登山道。更にアップダウンも!

 

そんなこんなをしているうちに、お二人、そして大所代のスタッフさん全員が無事に登頂!!当日は天気に恵まれたこともあり、山頂や展望スポットでは、カメラが回っているのも忘れて(笑)絶景に大興奮!!

展望台からはこんな景色を見ることができます。天気が良ければ富士山も。

 

百尺観音の前で もう登らなくて良いと勘違いのお二人は笑顔。この後地獄のぞきへの登り。

 

地獄のぞき(別日撮影) 高所恐怖症の田中は手前で待ってました。笑

 

ここで、当日に着用した装備を紹介したいと思います。

日中は25度前後まで上がりましたが、出発した朝の時間はまだ肌寒かったのでジャケットを着用。

低山からアルプスまで幅広く使用できる高機能レインウェア「ティフォン 50000 ストレッチ ジャケット」防水透湿はもちろん、ストレッチもあり着心地も◎。

ちゃっかり好日山荘のロゴを貼り付けてアピール!!

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ジャケットの下には長袖のベースレイヤー「エナジー エフエル ハーフジップ ロングスリーブ」暑くなり始めた時に、首もとの開け閉めが可能なジップタイプやロングスリーブは捲れば半袖にもなるので温度調節に最適。紫外線、虫、草、岩等との接触から肌を守る意味でもロングスリーブは◎

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温度調整、日焼け、砂埃対策にネックゲーターは個人的にはどこの山でも必須装備。サングラスも忘れずに持っていきましょう。

 

ツバが折りたためるので携帯に便利な「マムート ラーサ キャップ」UV加工も入っています。

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山自体はお手軽でしたが、ガイド装備が入るので30+5リットル「ミレー サースフェー」日帰りから山小屋泊まで今シーズンはこのバックパックで登りまくります!!

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無事にすべてのミッションを終えて、大満足の撮影になったようで良かったです。

放送はTVer(ティーバー)でも見れますが、視聴できるのは7月中旬まで。

視聴はこちら

何度か再放送もあるようなので、BSテレビ東京が視聴できる方は是非ご覧ください。

講習以外では低山に登ることが少ない私ですが、低山にも多くの魅力があることを再認識しました。皆さんもご自宅の近く、観光+αでの低山登山をお楽しみ下さいね。

 

下山はロープウエイでたったの4分!笑 天気に恵まれて素晴らしい景色が見れました。

この記事を書いたのは「田中敦 ガイド」

田中敦 ガイド

公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージⅡ
N.I.A.J(Nature Instructors Academy of Japan)所属

山好きの父親の影響で、物心がつく前から登山、スキーを始める。
航空関係の学校を卒業しながら全く航空系には進まず。卒業後すぐにガイド業を始める。
20歳~32歳まで、オセアニア、ヨーロッパ、特にスイスを中心に日本からのトレッキング、登山、スキーのお客様を案内する。
33歳に帰国後は、日本からガイド兼ツアーリーダーとして世界各地の山にお客様をご案内。
現在は、好日山荘登山学校講師 普段は好日山荘 松本パルコ店に勤務

≪主な海外山行≫
■タンザニア キリマンジャロ(4回)
■ロシア エルブルース(4回)
■南極 ビンソンマシフ
■オーストラリア コジオスコ
■ヨーロッパアルプス 4000m峰12座(モンブラン、マッターホルン等)