旭岳(あさひだけ)は、北海道大雪山連峰の主峰で標高2,291m。北海道最高峰の山です。
実は「大雪山」という名前のピークは存在せず、一般的には御鉢平カルデラを中心とした火山群の事を指します。
先住民アイヌ民族の言葉では「ヌタプカムウシュペ」と呼ばれています。
標高2000mを超えるピークも沢山あり、トレッキングルートも整備されています。
高い緯度と高い標高の地域で、日本一紅葉の早い場所として知られています。
麓の旭岳温泉からロープウェイを乗り継いで、一気に1600m姿見駅まで高度を上げることができます。
ロープウェイ駅から旭岳と日本一早い紅葉を見ながらぐるりと一周散策することもできます。
旭岳へは、ロープウェイ駅から2時間ほどの登山道を歩いて頂上に至ります。
頂上は平で広く、展望は素晴らしいものがあります。
道内最高地点からは、利尻島の利尻山を除いた道北の最高峰 天塩岳や、西に聳える暑寒別岳も眺めることが出来ます。
紅葉の時期は気温差も下がります。まだまだ残暑厳しい本州から訪れた方などは防寒具を忘れがちなのでご注意下さい。
紅葉の時期(例年)
8月下旬くらいから色づきはじめ、9月上旬から中旬にかけて見頃をむかえます。
日本一早い紅葉として有名です。
(麓は9月下旬頃に見頃をむかえます)
主な紅葉する樹木
ナナカマド、ウコンウツギ、ミネカエデ など
旭岳ルートのご紹介
■旭岳へ
大雪山旭岳ロープウェイ 姿見駅→(20分)→旭岳石室→(120分)→旭岳→(70分)→旭岳石室→(20分)→姿見駅
旭岳ロープウェイを使って一気に姿見駅まで
大雪山旭岳ロープウェイ
・天気や気温、ロープウェイの稼働状況など、ご確認ください。
大雪旭岳源水という湧水も湧き出しています。
ロープウェイを降りると目の前に旭岳がドーンとそびえ立ちます
姿見駅から20分ほどで姿見ノ池と旭岳石室に。
旭岳石室の横には携帯トイレ用のブースが設置されています。(トイレはありません)
足元の紅葉も素晴らしい
頂上手前付近に立つ金庫岩。
バックに広がる麓の平野も素晴らしい眺望ですね。
危険な個所もなく、頂上へ到着。
頂上は平らで広くなっています。
日本一早い紅葉の旭岳。
足元にも目を向けてみてくださいね。
コケモモ。
シタラマノキ。
チングルマ。
ときにはこんな可愛いお客さんも。キタキツネ。
(近づいたり触ったりしないようにしてください)
他のルートもご紹介
■旭岳からカルデラの縁一周
大雪山旭岳ロープウェイ 姿見駅→(20分)→旭岳石室→(120分)→旭岳→(70分)→間宮岳→(30分)→中岳分岐→(30分)→中岳温泉→(40分)→裾合平分岐→(90分)→姿見駅
裾合平分岐付近の紅葉。
平な地形が真っ赤に燃えあがります。
■北海道最高峰と第2位を縦走
(一日目)
大雪山旭岳ロープウェイ 姿見駅→(20分)→旭岳石室→(120分)→旭岳→(30分)→裏旭キャンプ指定地〔テント泊〕(二日目)
裏旭キャンプ指定地→(40分)→間宮岳→(30分)→中岳分岐→(40分)→北鎮分岐→(30分)→北鎮岳→(20分)→北鎮分岐→(70分)→黒岩石室→(30分)→黒岳→(50分)→黒岳ロープウェイ・リフト7合目駅
北海道第二位の標高 北鎮岳。
稜線上はなだらかな道が続いています。
御鉢平カルデラを足元に。
黒岳の紅葉。素晴らしい。
旭岳(旭岳温泉)へのアクセス
■公共交通機関を利用
札幌からJRで旭川駅へ。
旭川駅前から旭岳ロープウェイ山麓駅までのバス(旭岳線 いで湯号)をご利用ください。(往復一日4便ずつのみ)
詳しくは、”旭川電気軌道株式会社”のホームページをご確認ください。
■車を利用
道央自動車道を旭川鷹栖ICで降り、旭川駅前から道道1160号を進み大雪山旭岳ロープウェイ駅へ至る
参考になる登山レポート
日本一早い紅葉を見に大雪山「旭岳」へ
入山日: 2015年09月17日 (木)
入山日: 2014年9月14日
2021年9月改編
この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」
登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!
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