【北関東・信州 浅間外輪山 黒斑山】 紅葉の綺麗な山へ出かけよう!

群馬県嬬恋村と長野県小諸市にまたがる浅間山、それを眺めるのに最適な山が外輪山の最高峰である標高2404mの黒斑山(くろふやま)です。
浅間山は多重構造で中央の浅間山火口、すぐ外周の前掛山外輪、さらに外の黒斑山外輪の三重式構造になっています。
もともとは3000m近い標高を誇る高山であったようですが、約3万年前の山体崩壊で現在のような状況になったと言われています。
黒斑山、浅間山といえば、カラマツ林の紅葉が有名です。
盛夏の緑の園が、秋にはカラマツの森が「黄葉」で一面黄金に染まります。
戦後の木材需要、植樹により各地でカラマツの森が作られましたが、天然のカラマツの森は軽井沢や浅間山周辺なのです。

★★★浅間山の火山活動について★★★
黒斑山の正面に立つ浅間山は活火山です。
黒斑山周辺を訪れるご予定の方は予め、気象庁ホームページ「火山活動の状況(浅間山)」をご確認ください。
登山中でも異変を感じた場合は即座に下山するようにしてください。

 

紅葉の時期(例年)

黒斑山、浅間山頂上から9月中旬から色づきはじめ9月下旬ころに見頃を迎えます。
中腹にかけては10月中旬頃、登山口付近の高峰高原付近では10月中~下旬頃が見頃です。

 

主な紅葉する樹木

カラマツ、サラサドウダン、クロマメノキ、サクラ など

 

黒斑山ルートのご紹介

■高峰高原から黒斑山へ(表コース・中コース)

高峰高原 車坂峠→(表コース 90分)→トーミの頭→(30分)→黒斑山→(20分)→トーミの頭→(中コース 60分)→高峰高原 車坂峠


登山口の車坂峠。標高1973mからのスタートです。


付近にはビジターセンターもあります。
冬には、アサマ2000パークスキー場がオープンし一面雪景色のゲレンデに替わります。
車の場合は、こちらの駐車場をご利用ください。

高峰高原ビジターセンター
・登山口のある高峰高原の高山植物やトレッキングコース情報なども掲載されています。

アサマ2000パークスキー場


黒斑山、高峰高原といればこれ!
黄金の森が広がります。


カラマツをアップに。
う~ん、すばらしい~(*゚▽゚)


黄金の森はどこまでも~


でもここは活火山 浅間山の外輪山です。
ひとたび噴火が拡大すれば、黒斑山登山道も危険です。
もしもの場合は槍ヶ鞘手前のシェルターに避難してください。


槍ヶ鞘から外輪山稜線へ。
目の前にドーンと巨大な浅間山が迫ります。


黒斑山からの浅間山です。
外輪山から急に落ち込み、底の湯の平から前掛山へ。美しい森が広がります。


全体的に歩きやすいコースです。
車坂峠から表コースを上がると、高山植物が沢山咲く火山礫道、その先には展望の良いガレ場など。
中コースは中腹に高山植物が群生する広いガレ場など。
切れ落ちている箇所は近づかないよう注意してください。


帰りの車も幸せ気分。
紅葉の高原ドライブも素敵です。

 

黒斑山(高峰高原)へのアクセス

■交通機関利用

北陸新幹線 佐久平駅下車。
JRバス関東「アサマ2000(高峰高原)行き」にて高峰温泉まで。
詳しくは”JRバス関東”をご確認下さい。

 

■自家用車利用

上越自動車道 小諸ICを降り、国道18号からチェリーパークラインに入り、北上するとやがて至る。

 

参考になる登山レポート

 

浅間外輪山 黄葉の浅間山を眺めに
入山日: 2015年10月13日 (火)

 

2021年9月改編

 

この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」

好日山荘マガジン 編集部

登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!