2月~3月は大学生や、4月から初めて仕事を始める方にとって
余裕を持って旅ができるベストシーズンです。
海外旅行や国内旅行、冒険から卒業旅行など行き先や目的は人ぞれぞれですが
共通してやるべきことは旅の荷造り。
荷造り次第で旅の快適さは180度変わります。
コロコロ手押しのスーツケースやボストンバックも良いですが
両手が空くバックパックの身軽さはまさに最強。
今回はそんなバックパック旅行のノウハウや豆知識について
豊富な旅行経験を持つ荻野ガイドに
学生時代や若いころの旅行エピソードについて聞いてみました。
現在、学生の方もそうでない方も一緒に旅に出た気分でぜひご覧ください。
Q1.学生時代や若い頃にバックパックでどんな旅行をしましたか?
A.お遍路やヒッチハイクなどの徒歩旅行、石垣島1周自転車の旅に行きました
①小豆島88か所 徒歩お遍路の旅 10泊程度
②九州縦断 徒歩とヒッチハイクの旅 10泊程度
③沖縄本島・石垣島1周自転車の旅 10泊程度
など学生時代は、夏はアルプスの縦走をメインに、その他の休暇を利用して徒歩旅行(ヒッチハイク)や自転車でのツーリングをしていました。
無人駅で朝、目覚めたら枕元におにぎりが供えられてあったり、
旅の予定が長引いて大学の卒業式に間に合わず、OBが渡し損ねた花を私の席に供えて、周囲をざわつかせたり、
ヒッチハイクで乗せていただいおじさんに、男子と間違えられフィリピンパブに連れて行かれそうになったりと
この頃のおもしろエピソードは、他にもたくさんあり良い思い出になっています。
Q2.旅行でのバックパックにまつわるエピソードを教えてください
A.衣食住に関わるものすべてを大型ザックに詰めていました
徒歩旅行の時は、テントや炊事道具等の衣食住に関わる物をすべて背負って行くので、大型バックパックが欠かせません。当時は「カリマー/クーガー75-95リットル」を使用していました。
途中で頂きものをもらったり、なぜか不思議と荷物が増えていくので、容量に幅が効くタイプが使いやすかったです。
Q3.旅行で使うバックパックを選ぶ上で一番重視する点は?
A.快適に過ごすため「フィット感」を重視します
大型(60リットル以上)バックパックは、長時間背負って行動するので山登りと同様にフィット感が重要です。
あとヒッチハイクなどする場合は、清潔感が大事なので、乗せて頂いた車を汚さない様ザックカバーを取り出しやすい所に携行して、使用していました。
自転車ツーリングの時は、バックパックがあまり大きい物になると腰が痛くなってしまうので、30リットル程度のバックパックを背負っていました。
ポケッタブルは軽量ですが、中身がダイレクトに背骨に当たって痛いので、多少重くてもパッド入りの物が方が好みでした。
ヒップベルトは、タイヤに絡むと危ないので取り外しの出来るものか、ストラップだけの簡易なものを選び、取り外すかハサミで切って使用していました。
Q4.旅行に役立つ関連グッズは?
A.収納・整理グッズ(サコッシュ・スタッフバッグ)や速乾Tシャツです
・サコッシュやポシェット:お手回り品などを収納できて便利。
・速乾性のタオル:旅先での入浴用、テントやバックパック等濡れた物を拭く用、2種類あると重宝します。
・スタッフバッグ:着替えと汚れ物を分けて入れておく
・ビクトリノックス「ネイルクリップ」:爪のお手入れだけでなく、指先がガサガサしたりささくれとか処理するのに便利。
・カラビナ&スリング:自転車ツーリングの時、移動時にサイドバッグを2個まとめて肩に担げるので重宝します。もちろん洗濯にも活躍。
・速乾性のTシャツ:乾きが速いので便利。特にアウトドア用は丈夫でおすすめ。
・ジップロック:お札が濡れてしまわない様に
Q5.旅行の豆知識・ポリシーはありますか?
A.「旅の恥は、かき捨て」
豆知識といいますか、ポリシーのようなものを持っていました。
・清潔感のある身なりをして、基本にこにこしていること
・「旅の恥は、かき捨て」の精神
・基本は節約だけど、質を求める所ではお金を出すこと
まとめ
行き先や滞在期間に応じて必要なバックパック容量や種類は大きく変わってきます。
また、予測不能な事態も事前に想定し
しっかりと準備をしておくことで旅の快適さは大きく変わってきます。
旅の前にはぜひ一度好日山荘にお越しいただき、スタッフにご相談ください。
今回、バックパック旅行の経験・ノウハウを教えてくれたのは「荻野ガイド」
- 荻野 なずな(おぎのなずな)
- 公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージⅡ
>ガイドコラムへ
1983年、キャンプ好きな両親のもと埼玉県に生まれる。
小学校4年生から高校卒業までの9年間、バスケットボールに明け暮れて過ごす。
大学入学と同時に、何か生涯にわたって続けられる趣味をと思いワンダーフォーゲル部に入部し登山を始めるが、次第にもっと多くの人たちにも山での感動を!という思いに至り、一念発起。
ガイド資格を取得する。
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この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」
登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!
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