防災さんぽ ~スタッフが実際にやってみた~

当時の事を思い出して。

自宅や勤務場所、通学先などの近所を実際に歩く事で災害発生時の避難場所や経路、そしてその道程にあるリスクを知っておこう、という事で私たちもお勧めしている「防災さんぽ」

阪神淡路大震災が発生した1月17日。本社所在地が当時も今も神戸である好日山荘のスタッフにも、被災を経験した者が多く在籍しております。

今回は被災を経験したスタッフが、当時を思い返しながら勤務先付近で「防災さんぽ」をしてみました。

ハザードマップを確認。

「もしも」を考えて、想像してみる

先ずは行政や自治体などが発行するハザードマップを確認。今回は「オフィスから最短距離の避難場所がダメだったら」という設定で、オプションとして考えていたセカンドチョイスの避難場所に向かう事に。

「最短距離で行くのか?それとも多少回り道でもリスクの少ない道にするのか?」、地図と自分の記憶を辿りながらルートを決めていきます。

私が選んだのは、

①歩道のスペースが広く、

②歩道と建物に一定の距離があり、

③車の交通量が少なく、

④途中に一時避難ができるスペースがある、の4つを基準に選びました。

震災当時の私が見聞きした事、それは幹線道路などは渋滞や陥没で歩道上を往来する車両(緊急車両だけでなく一般車両も)があったり、建物やコンクリート塀が崩れて歩道に倒れてくる事があったり…。さらにはガス漏れによる爆発や、火災発生時に逃げる事が出来る広いスペースがあれば、と当時の体験を基に思い返しながらルートを選定しました。

歩道が広く、車の往来が比較的少ない道を選択

避難所は場所によって特徴がさまざま

またハザードマップやアプリなどで情報を集める際には、避難所も災害によって対応の可否(例えば海が近く、海抜が低いと津波時はNG)や、災害時に給水してもらえる貯水槽があったり、避難場所ごとの役割をしっかりと覚えておくと慌てずに対応できます。

近所の避難場所の看板を普段からチェックしておく事をおすすめします。

また、最寄りの警察署や消防署、大きな総合病院など様々なケースをシュミレーションして場所を把握おくことも、防災さんぽでは大事です。

”さんぽ”なので「楽しみ」も入れておく

私は今回の防災さんぽで、普段は通らない路地に入り、新しいお店や面白そうなお店を発見する事で防災さんぽを楽しみました。

途中でお店に立ち寄ったりお買物をしたり、お茶をしたりと楽しみながら”防災さんぽ”をする事をお勧めします。

「防災」「避難」という視点で歩く事で、新しい気づきに出会えるかも。

さらに私の場合は、今回のゴールに設定した避難場所のすぐ先にある、阪神・淡路大震災記念「人と防災未来センター」に立ち寄り。ここでは色んな展示を見たり、体験ができたりします。ここでは内容は割愛致しますが、機会があれば多くの人に見学してほしい施設です。

皆さんのエリアにも、災害の資料館や防災を啓蒙するための施設がある方は是非訪れてみてください。防災に関するヒントが沢山あると思います。

楽しく、定期的に。

自然災害は何の前触れもなく突然やってきます。そして待ってはくれません。

場所、季節、時間帯、によってもベストな避難経路は変わってきます。

スポーツや勉強と一緒で、繰り返し行う事で「いざ」という時に無意識でも頭と体は働いてくれると思います。

ご家族や職場の同僚など、周りの方と機会を合わせて色んな状況下で「防災さんぽ」をしてみては如何でしょうか?

ご自分なりの“楽しみ”を設けて、モチベーションを維持しながら、続けてください。

人と防災未来センター

人と防災未来センターに関してはこちらをご覧下さい。

今回の「防災さんぽ」をはじめ、好日山荘が提案する「登山×防災」のページはこちらをご覧ください。

 

この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」

好日山荘マガジン 編集部

登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!