御殿場口は富士山の南側から登り山頂を目指すルートです。
登山口の標高が低く、山頂までの標高差が大きい。また距離も長めです。
マイカー規制もされず新五合目まで車で入れるものの、登山者も少ないため静かな富士登山を楽しむことが出来ます。
下山は大砂走りという火山灰地を一気に下るエリアがあり、爽快感があります。
【富士山 御殿場ルート情報 (御殿場口新五合目より)】
・御殿場ルートの基本情報
・御殿場ルートのコースタイム
・御殿場新五合目(御殿場口)への交通アクセス
御殿場ルートの基本情報
新五合目といいながら、標高が低く、1440mしかありません。
標高の高い富士宮口と比べると約1000mも低いです。
御殿場口新五合目には駐車場があり、登山口までマイカーでもアクセスが可能です。
ゆるやかに標高が上がり、標高差が大きく、歩行距離が長いため、登山者も少ない。
そのため山小屋も少なく、休憩場所、売店、水分補給、緊急時の対応を予め考えておく必要があります。
山小屋と山小屋の距離も長く、濃霧が発生した場合には迷いやすいです。
逆に緩やかに標高を上げるので、高山病にはなりにくいと言えます。
火山砂利を一直線に下る「大砂走り」が有名です。
晴れた日では、砂埃がすごく立ちますので、マスクやタオルで口鼻をふさいだ方が良いでしょう。
五合目標高
約1440mm
頂上との標高差
約2300m
歩行距離
約18km
所要時間
登り:約8時間
下り:約3.5時間
御殿場ルートのコースタイム
御殿場ルートの各区間の所要時間をご説明いたしますが、混雑具合、体力、脚力により大きく変動します。
予めご了承ください。
■御殿場ルート 登り■
御殿場口新5合目→(320分)→7合目
スタート直後に出てくる大石小屋から7合目に出る山小屋まで、この区間に営業している小屋がありません。
隠れる場所もないため、体調不良などの判断は早めにした方が良いでしょう。
砂地のジグザグの登山道が延々と続きます。
7合目→(160分)→頂上
御来光であれば、7合目のわらじ館、砂走館、7合9勺の赤岩八号館での宿泊となります。
登山者が少なくとも、もともと小屋も少ないので、混雑する可能性があります。
赤岩八号館のやや下のあたりと、富士宮八合目のあたり(富士宮ルート池田館のあたり)が道で繋がっています。
富士宮ルートが込んでいる場合にこちらのルートへシフトする登山者もいますので、ルートを間違わないようご注意ください。
頂上目前になると大きい岩も現れてきますので、落石には十分気を付けてください。
■御殿場ルート 下り■
頂上→(90分)→7合目
頂上から7合目までは登り下り共通の登山道になります。
富士宮ルートの渋滞を避けるために、御殿場ルートから赤岩八号ルートを経由する登山者もいるため、赤岩八号館のすぐ下あたりではつられて行かないよう注意してください。
7合目→(140分)→御殿場口新5合目
7合目で登り登山道と別れて、大砂走りと呼ばれるか火山灰地の下り道へ進みます。
足元が柔らかく、直線的に下るルートでスピードが出て、爽快感があります。
御殿場口新五合目(御殿場口)への交通アクセス
交通機関でのアクセス
JR御殿場線 御殿場駅より富士急行バスへ乗り、
終点の御殿場口新5合目へ向かってください。
▼富士急行バス http://bus.fujikyu.co.jp/rosen/fujitozan/
お車でのアクセス
御殿場市街地、富士宮市街地より御殿場口新五合目までマイカーでアクセスします。
御殿場口新五合目に駐車場があります。
この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」
登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!
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