山岳ガイドが語る春の山の楽しみ方と注意点-田中ガイド

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春の山には、厳しい雪の季節の足跡と、新しい芽吹きの季節の息吹が共存しています。
そんな春山の登山の楽しみ方と注意点を田中ガイドに聞いてみました。
(この記事は2016年春の記事を再編集しています)

Q1.春山(残雪期含む)の魅力や楽しみ方と言えば?

A.3つの春のポイントをチェック!

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親子で春山を楽しむには、「雪」「新緑」「食」といった子供が喜ぶポイントを押さえた山に行きましょう!!
まずは「雪」。
簡単ですね。子供は雪さえあればどんな場所でも、何をしても楽しむことができます。
いつもの簡単な里山も雪が残っていればアドベンチャーな山に早変わり。
長時間雪上を歩いたり、急峻な雪渓の通過は危険なので少しだけ雪が残っている山、もしくは、なだらかな雪渓の山を選べばよいと思います。

次に「新緑」私の子供だけなのかもしれませんが、子供は紅葉よりも新緑のほうが喜びます。
紅葉は日本の風情を感じることができますが、子供には風情なんて興味がありません。(笑)
それよりも、キラキラした新緑や雪のほうが素直に綺麗と感じることができるようです。

最後は「食」これも我が子の話ですが、野菜嫌い、天ぷら嫌いの息子も山で自分で摘んだ山菜の天ぷらは食べすぎるほど喜んで食べます。
ちなみに私の住んでいる白馬村ではこのすべてが叶います。
みなさん是非白馬村に遊びに来てください。

Q2.田中ガイドおすすめの春の山は?

A.山もいいですが、その麓のイベントもチェック!

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開山祭、入山祭、山開きといったイベントがオススメです。
その地方で様々な山開きのイベントがあると思います。
地元の方の案内付き、振舞い有り、祈祷の様子を見学できる等、山開き当日に登るととても良い思い出になること間違いなしです。
白馬村では5月に白馬連峰の開山祭として「貞逸祭」が行われます。
昨年、6歳の息子を連れて参加しましたが、関係者の手厚いサポートのおかげで、無事に目的地の白馬尻小屋まで登ることができました。

Q3.春山での必要な装備のポイントは?

A.環境変化に強くないお子さんには、しっかりとした装備を

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最近はお子様の登山用品も大変充実しています。
雨でびしょびしょになったり、寒い思いをしたりと子供の頃に山でいやな目にあってしまうと登山を嫌いになってしまうかもしれません。
お子さんこそしっかりとした装備を選んであげてほしいですね。
好日山荘では、ミズノ、コロンビア、ノースフェイス、ジャックウルフスキン社から上下セットのレインウエア、キャラバン、コロンビア、マインドル社からキッズの登山靴等をはじめとしたキッズ登山用品を扱っております。
どのブランドもお子様用だからと妥協せず大人用に負けない高性能品質です。
見た目もとても格好よく・可愛いので是非お店でご覧になってみてください。

今回、春山の楽しみ方と注意点を教えてくれたのは「田中ガイド」

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田中 敦(たなかあつし)
公益社団法人日本山岳ガイド協会認定登山ガイド ステージⅡ
N.I.A.J(Nature Instructors Academy of Japan)所属

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1975年生まれ。20歳から約13年間海外、特にスイスに駐在して、ヨーロッパ各地の山にお客様をご案内。
帰国後は登山専門の旅行会社に所属して、国内外の山をガイド。
現在は好日山荘白馬店に勤務。
日本の里山からヒマラヤの高峰まで様々な山をガイドした経験を活かしてお客様の登山スタイルに合わせた登山用品をご案内しております。

≪主な海外山行≫
■タンザニア キリマンジャロ(4回)
■ロシア エルブルース(4回)
■南極 ビンソンマシフ
■オーストラリア コジオスコ
■ヨーロッパアルプス 4000m峰12座(モンブラン、マッターホルン等)

≪関連ホームページ・ブログ≫
好日山荘白馬店

この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」

好日山荘マガジン 編集部

登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!