【北アルプス 西穂高岳・西穂独標】 今年の夏は北アルプスデビュー!

ロープウェイで3000m級の稜線へひとっとび。
憧れの北アルプス 西穂高岳、西穂独標へ!
今年の夏は北アルプスデビューしてみませんか?

西穂高岳ってどんなところ?
西穂独標登頂ルートのご紹介
西穂独標ルート
西穂独標から先のルートのご紹介
西穂高岳 主峰ルート
西穂高奥穂高縦走ルート
西穂高岳(新穂高温泉)へのアクセス
西穂高岳(新穂高温泉)周辺のたのしみ
参考になる登山レポート
西穂独標ルート
西穂高岳 主峰ルート
西穂高奥穂高縦走ルート

 

西穂高岳ってどんなところ?


長野県と岐阜県の県境にそびえる標高2909mの山。
北アルプス穂高岳の中で、唯一3000mに満たない標高の山です。
上高地から眺めると、梓川の対岸に鋸歯のような特徴的な稜線を見て取ることが出来ます。
古くは稜線に辿り着くのにも苦労する難山でありましたが、
西穂山荘と新穂高ロープウェイが建設された現在では沢山の登山者で賑わいをみせています。

多くの登山者が奥飛騨温泉郷(新穂高温泉)の新穂高ロープウェイを利用し、
2156mの西穂高口駅からスタートします。
新穂高ロープウェイ、展望台、四季を通じて華やかな顔を見せる自然の風景は、
「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」二つ星(★★)に認定されています。

西穂独標登頂ルートのご紹介

西穂山荘までは樹林帯を歩き、山荘からは岩の稜線に替わります。
西穂高岳主峰より南へ800m程のところには西穂独標と呼ばれる小ピークがあります。
天候の悪い場合、岩登り・岩稜帯初心者の方の場合は、独標までとしても良いでしょう。

 

■西穂独標ルート

新穂高ロープウェイ西穂高口駅→(90分)→西穂山荘→(75分)→西穂独標


新穂高ロープウェイ山麓駅。
新穂高温泉には沢山の登山者向けの駐車場が用意されています。
また、路線バスもこのロープウェイ駅の目の前までやってまいります。

新穂高ロープウェイ 西穂高口駅を出発し樹林帯の登りをつめていきます。
心地よい高地の風と森を90分ほど楽しんでいると、西穂山荘へ至ります。
通年営業している小屋で、登山者にとってはとても心強い小屋です。

西穂山荘
◇営業時期 通年営業
◇収容人数 約300人
◇テント場 最大30張程
◇救急 西穂高診療所:東邦大学医学部による夏山診療所(例年7/20~8/20頃)


西穂山荘を出発して、山荘の目の前の斜面を登っていきます。
丸山まではお花畑が登山者を出迎えてくれるでしょう。


西穂丸山。広く丸い稜線のピークです。
ここまでは厳しい岩場もありません。


西穂独標の直下の岩場は急で切り立った岩場です。
西穂独標ルートの危険ポイントです。


西穂独標登頂です!
目の前に見えるピラミッドピークや西穂高岳、前穂高岳、奥穂高岳、笠ヶ岳など、
北アルプスの名だたる山のピークを一望することができます!


ひとしきり独標からの景色を楽しみ、西穂山荘に戻ってきたらコレ!
名物の西穂ラーメン!
醤油味と味噌味の2種類があります。
ご当地素材の飛騨高山の極細ちぢれ麺を使い、この麺にあうよう開発された醤油のスープや、これまたご当地素材の信州味噌を使った味噌味のスープ。
どちらも絶品で、疲れた体に染み渡ります。
両方の味を楽しむために、「また来て別の味のラーメンを食べる」という登山者も多いですね。

西穂独標から先のルートのご紹介

■西穂高岳 主峰ルート

西穂独標→(120分)→西穂主峰
(※休憩時間を含まず:西穂山荘→(195分)→西穂高岳主峰)

西穂独標から見て、ひときわ高く美しいピラミッド型をしたピークがピラミッドピークです。
西穂高主峰と勘違いする方が多いですが、西穂高主峰はさらにその右奥になります。
ピラミッドピークを越え、岩の稜線のアップダウンを越え、西穂主峰へ至ります。
岩場のルートとして整備されていますが、悪天候であったり雨や霧で濡れた岩場ではかなりの危険が伴います。
西穂独標、ピラミッドピークからの下り、西穂高主峰直下の登りなど、
ミスが重大事故へ繋がるポイントが多数ありますのでご注意ください。


西穂高岳主峰への道


ピラミッドピークから西穂高岳方面を見る


沢山の岩場を越えていきます。


一つ越えても、また一つ。


頂上直下の岩場は急で崩れやすい岩場です。
滑落、落石には十分注意して下さい。


西穂高岳主峰に登頂です!


西穂高岳からは、目の前には荒々しい西穂ー奥穂の最難関岩場ルート、
巨大な奥穂高岳、右手に前穂高岳、それらをつなぐ吊尾根が美しく広がります。
穂高の岩場の美しさ、荒々しさを見て・体感することができました!

 

■西穂高奥穂高縦走ルート

西穂主峰→(165分)→天狗のコル→(90分)→ジャンダルム→(110分)→奥穂高岳
(※休憩時間を含まず:西穂山荘→(600分)→穂高岳山荘)

国内一般縦走路としては飛びぬけて数多くの難所が続き、最難関のルートの一つとして知られています。
両側が切れ落ちたナイフのような稜線の岩場、脆い逆層の岩場、ガレ場、鎖場、体が竦む高度感など。
一度ルートに入ってしまうと、エスケープルートは1か所しか存在せず、そのエスケープルートもかなり急で危険な下りです。
ルートとしてもかなり長く、10時間以上もの時間が必要です。
そして気を休められるポイントも数えるほどしかありません。
西穂高岳主峰までは比較的優しい岩場が多いですが、そこから先のエリアは困難が続きます。

しかしながら、無事に反対側の奥穂高岳へ辿り着いた時には確かな充実感に満たされていることでしょう。
間ノ岳、逆層スラブ、天狗の頭、畳岩、ジャンダルム、ロバの耳、岳人の憧れの岩場群です。

西穂山荘を夜明け前から出発し、昼から夕方に穂高岳山荘へ到着します。
西穂山荘で最新の天気予報を調べ、その日の午後遅くまで天候が安定していることを確認してから出発してください。
ミス=滑落死につながりかねないポイントが多数です。
体力体幹トレーニングを行ってからルートに入るのが良いでしょう。


西穂高岳からスタートし、1つ目に見えるのが間ノ岳です。


逆層スラブ


天狗のコルからの登り返し


コブ尾根の頭からみた天狗ノ頭


唯一のエスケープルートの天狗沢。
ここから気の抜けないガレの斜面を岳沢まで下ります。


ロバの耳の下降


ジャンダルム


馬の背

 

西穂高岳(新穂高温泉)へのアクセス

■交通機関を利用する

【東京方面より】
JR松本駅からアルピコ交通特急バス「松本ー新穂高線」で終点新穂高ロープウェイ駅へ。
(直通バスは本数が限られます。その他の時間帯では、高山行きに乗車し、平湯温泉で新穂高温泉(ロープウェイ)行きへの降り替えが必要になります。)
アルピコ交通特急バス 「松本ー新穂高線」http://www.alpico.co.jp/access/express/matsumoto_takayama/

【関西方面より】
JR高山駅 高山濃飛バスセンターから濃飛バス「新穂高ロープウェイ行き」へ乗車し、終点までお乗りください。
濃飛バス https://www.nouhibus.co.jp/

 

■お車を利用する

【東京方面から】
中央道「松本IC」から国道158号線を西へ。
安房峠を越え、平湯温泉から国道471号線を北上。栃尾交差点から県道475号線に右折して新穂高温泉へ至ります。

【関西方面から】
東海北陸自動車道「飛騨清見IC」から国道158号線を東へ。
高山駅前を抜け、平湯温泉から国道471号線を北上。栃尾交差点から県道475号線に右折して新穂高温泉へ至ります。

 

西穂高岳(新穂高温泉)周辺のたのしみ

■奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 湯治

西穂高岳登山に利用する新穂高ロープウェイのある新穂高温泉は日本有数の温泉地です。
その歴史は古く、戦国時代にはすでに存在し、武田信玄の家来が入湯したとも言われています。
ツムラの入浴剤の元になった温泉でもあります。
旅館、民宿、ホテル、ペンション、キャンプ場、貸し別荘など、様々な宿泊施設があり、
お好みのスタイルで温泉を楽しむことが出来ます。
それぞれの宿からは穂高の稜線を眺められ、
槍見館という宿は露天風呂から槍ヶ岳を眺めることが出来ます。
奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 http://shinhotaka.com/

 

■奥飛騨クマ牧場

「ある日、森のクマさんに出逢いませんか」
ツキノワグマ、ヒグマなど100頭余りのクマがお出迎えしてくれる
日本でも珍しい熊のテーマパークの牧場です。
かわいいクマの子供たち、上手に芸をするクマたち、クマとのふれあい、クマと記念撮影なんかもできます。
普段、近寄ることもできないクマですが、安全確保されたこのクマ牧場で触れ合ってみませんか?
奥飛騨クマ牧場 http://www.nande.com/kuma/

参考になる登山レポート

■西穂高独標ルート


西穂独標~食い倒れの山旅~
入山日: 2014年08月27日 (水)~2014年08月28日 (木)

 

[岐阜 長野 北アルプス] 西穂高独標
入山日: 2014年07月28日 (月)

 

西穂独標
入山日: 2011年08月31日 (水)~2011年09月01日 (木)

 

■西穂高主峰ルート

初夏の西穂高岳

入山日: 2014年06月30日 (月)~2014年07月01日 (火)

 

西穂高登山
入山日: 2014年07月15日 (火)

 

■西穂高奥穂高縦走

西穂~奥穂縦走
入山日: 2012年08月29日 (水)~2012年08月31日 (金)

 

西穂・奥穂高縦走
入山日: 2012年08月29日 (水)~2012年08月31日 (金)

 

奧穂高ー西穂高縦走
入山日: 2012年08月22日 (水)~2012年08月23日 (木)

この記事を書いたのは「好日山荘マガジン 編集部」

好日山荘マガジン 編集部

登山・クライミング・キャンプのプロ、好日山荘スタッフによる編集部。あなたのアウトドアライフを応援します!