#ちょい旅№1 涼を求めて ~駅から10分で行ける超お手軽散策コース~

 

皆さんこんにちは。おとな女子登山部のあややです。

9月に入りましたね。暦の上では秋ですが、まだまだ残暑が厳しいこの時期。

少しでも涼しい場所へ行きたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

でもガイドブックに載っているような観光地にはこのご時世なかなか行けないですよね。

そんな時は、改めて自分たちの住んでいる街の事を考えてみませんか?

意外と近くに素敵なスポットがあるかもしれません。まさに灯台もと暗し、です。

 

今回は新神戸駅からすぐの、手軽に行ける”涼”スポットをご紹介いたします。

写真でピンと来たあなたはきっと神戸っ子!!

 

スタート地点はこちら。

新幹線・新神戸駅を南側に出てから、建物の右端の道路から山側に入ります。

見落す方が難しいくらい大きな字で案内がありますのでご心配なく。

ふと横に目をやると賑やかな歓声が。

新幹線が通るすぐ下の河原でファミリーが水遊びをしていました。

大きなプールもコロナの影響で閉鎖していた場所が多いので、最後の夏を満喫していたのでしょう。

坂を少し上がると「滝山城跡」と書かれた石標を確認することができます。

ハイキングコースに城跡があるのは歴史好きにはたまりませんね。

神戸市のマークが入ったレンガ造りの砂子橋。

うだるような暑さからエスケープできる入り口です。渓流を左手に歩いて行きましょう。

歩き始めて5分ほどで信じられないくらい緑の世界が広がっています。

じわり、と顔にかいた汗を涼しい風が撫でていきます。

こんな手軽に森林浴が出来る場所はあまり聞いたことがありません。

川の横を沿うように設けられたコースはまるで森に包まれるような錯覚にとらわれます。

しっかりと整備されているので、スニーカーでも安心ですよ。

下から順番に雌滝、鼓滝と、たくさんの滝が現れます。

「この葉っぱ可愛い❤」と、自分のアンテナにピンと来たものに自由にシャッターを降ろします。

それだけで特別で楽しい時間。

歩き始めて15分ほどでメインの布引の滝(雄滝)に到着しました。

那智の滝や華厳の滝と並ぶ日本三大神滝と呼ばれる神戸布引の滝は、落差43mを激しく、そして優雅に流れ落ちています。

滝の下部ではまるで布が扇状に広がるようになっており、その名の通り白い布のような美しい姿です。

滝前には滝を眺めるためのベンチが設けられていますので、座ってゆっくりとマイナスイオンを堪能できます。

雨が降った翌日は特に水量が多く迫力が増します。水しぶきが細かなミストとなり顔に当たる時もあるんですよ。

滝壺に目を移すと夫婦滝を確認することが出来ます。

雄滝からもう少し上まで歩けば神戸の街並みが一望できる「見晴らし展望台」に到着します。

公園には「ラジオ体操会場」という張り紙があり、麓に住む神戸の方々が毎日登って来てはラジオ体操をしているんだそう。

まさに神戸に根付くハイキング文化を感じることが出来るのです。さすが”毎日登山発祥の地”ですね。

この日はほとんど雲もなく、遠くまで見渡すことが出来ました。海と山が近くて、本当に気持ちが良い場所です。

帰りは来た道を戻り、”おんたき茶屋”で冷たいジュースを飲もう!!と思っていましたが、コロナウイルスの影響で営業時間が変更となっておりこの日はまだ開いていませんでした。

雄滝を見下ろすことが出来るこの茶屋は、なんと天保4年(1833年)には存在していたそうで、とっても歴史が長いんです。

古より都の貴人や歌人が多く訪れていたこの布引の滝、先人たちと同じ景色を見ていたのかなと思うと少し感慨深い気持ちになりました。

コースの途中には、歌碑が所々に設置されていますので、知っている名前を探すのも楽しいですよ。

さて、冷たいジュースを飲み損ねた私に、友人がサプライズで持って来てくれた黄金色の桜桃。

冷えたフルーツで元気100%回復です。ちょい旅には、こういうちょっとした美味しい食べ物が欠かせません。

時間にして30分ほどですが、大切な思い出の1ページとなりました。

新幹線の待ち時間に少しだけ。。

今日はお昼まで寝坊した、なんて日でも出掛けられる場所にあります。

皆さんもぜひ、ちょい旅に出掛けてリフレッシュしてみませんか?

~旅のお供~

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~布引の滝へのアクセス~

住所:兵庫県神戸市中央区葺合町布引山
アクセス:新神戸駅から徒歩約10分

 

 

この記事を書いたのは「あやや」

あやや

登山歴:2011年~ ワイワイでもソロでも、機会があれば逃さず山へ!最近は東北エリアにはまってます。